【就活】大手病で失敗しないために【アドラー心理学で克服】

 
こんにちは。
 
 
今回は、現在就活中、もしくは就活を控えた方で、
 

  • 「自分が大手病かもしれない」
  • 「大手病なので、克服して一度大手以外にも目を向けたい」

 
という方向けの記事です。
 
 
「大手病」とは、『就活時にネームバリューなどから大手企業しか志望しない』などのような、
極端な企業選びを意味する俗語です。
 
 
「大手以外の企業についても検討した上で、結局大手を志望した」というのであれば問題ありませんが、
盲目的に大手企業のみを志望していると、その先に思わぬ落とし穴や後悔が待っています。
 
 
この記事では、そんな後悔が生まれぬよう、大手病にかかる人の心理や企業選びの段階で考えておくべきことを、
アドラーの心理学を交えながら解説していきます。
 
 
この記事を読めば、現状の大手病を克服し、幅広く贔屓目なしに企業選びができるようになるだけでなく、
自分が企業に求めることが何かがより鮮明になるはずです。
 
 

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大手病で就活を失敗させないために

就活のイメージ
 
はじめに誤解の無いようお伝えしますが、「大手以外の企業にどんどん申し込めばいい」ということを伝えたいのではありません。
 
 
あくまで企業を選ぶ上で、
 

  • 本当に自分の思いを反映しているか
  • 自分の軸で、自分のために就活ができているか

 
という点について、改めて考えてみてほしい、という趣旨です。
 
 

なぜ大手病になるのか

 
人によって、大手病になる理由は当然異なります。
 
 
ですが、大きく分けて以下の2通りであると考えられます。
 

  1. 自分のプライドが邪魔している
  2. ほかの人の評価を気にしている

 

①自分のプライドが邪魔している

 
これは自分の学歴や成功体験がしっかりしている人にありがちです。
 
 
一般的に高学歴と言われる大学に通っていたり、もしくは大学受験はうまくいかなかったものの名門高校を出ていたりして、
「自分のこれまでの頑張りや実績を考えると、大手企業がふさわしいはずだ」と考えてしまったりします。
 
 
大手以外に行く自分の姿を、自分のプライドが許せない。そんな人はいませんか。
 
 

②他の人の評価を気にしている

 
親の期待、周囲の期待など、「周囲から見た自分はこうあるべき」と思ってしまう人や、
これまでの人生において、人からの評価、承認欲求を満たすことを重要視してきた人です。
 
 
人の評価でしか自分の価値を実感できなくなった人は、いつしか認めてもらうためだけに行動するようになるのです。
 
 

大手病になる共通の原因

 
上記のどちらにおいても、無視してしまっている人がいます。
 
 
それは、「現在の自分」です。
 
 

原因(①自分のプライドが邪魔している場合)

 
①「自分のプライドが邪魔している」場合では、過去の自分を大切にするあまり、現在の自分を見失ってしまっています。
 
 
「過去の自分はもっと勉強が出来て、偏差値が高くて・・・
だから大手に行かないと、自分の築き上げてきた功績が無駄になる気がする。」
 
 
「大手に行かないのは、これまでの頑張りからするともったいない」
 
 
と思う人は、昔の自分が思う自分の理想や、これまでの努力にふさわしい姿を求めてしまっているのではないでしょうか。
 
 
万が一、あなたがこれまでの進路において頑張ってきたことが「大手企業に入るため」であれば、そのまま大手を見ればいいでしょう。
 
 
しかし、思い出してみてください。これまで頑張ってきたこと、例えば勉強や部活などというのは、受験をクリアするためであったり、青春を全力で駆け抜けた結果で、必ずしも「大手企業に入る」というかなり先の目標のために取った行動ではないはずです。
 
 
であるのに、ある程度の結果や実績を残してしまうと、「このままいけば大手企業に行くのが自然」という風に無意識に思ってしまうものです。(私もそう思っていました)
 
 
昔の自分の頑張りに応えたい気持ちはわかります。そして、その時点に描いた理想をなんとなく叶えたくもなります。
しかし、重要なのは現在の自分です。
 
 
自分の理想に向かって進むことは正しいアプローチですが、その進む先の理想像も更新していく必要があります。
 
 
昔の「できた自分」に固執していると、いま目指すべき方角を見失ってしまうのです。
 
 
人は良くも悪くも日々成長します。
「昔の自分」というのは、ある意味ではもう「他の人」と考え、「今の自分」が目指すべき姿を考えましょう。
 
 

原因(②他の人の評価を気にしている場合)

 
「他の人の評価を気にしている」場合でも、「現在の自分」を大切にできていません。
 
 
他の人が一般的にすごいと言われるような経歴を持っていたりすると、相対的に自分の経歴に満足できず、
劣等感や嫉妬心、またそれによる焦りが生まれてしまいます。
 
 
A君は良い大学を出て、有名商社に行った・・・
B君は既に起業したりしていて、年商〇億円・・・
 
対して自分は・・・
 
 
と一瞬感じてしまうのは仕方ありません。
 
 
しかし、そこから「なにくそ!」と劣等感や嫉妬心を克服すべくがむしゃらに頑張ったり、他の人から認められるようなキャリアを手にするのに必死になっても、その先に待つのは不幸のみです。
 
 
なぜなら、他人の評価でしか自分の価値を実感できなくなった人生は、あなたの人生とは言えないからです。
 
 

承認欲求を捨てるために

 
かつての自分に認められたい、もしくは、周囲に認められたい。
 
 
そのような他人からの承認欲求は、自然と沸き起こる感情であり、そう思うことが悪ということではもちろんありません。
 
 
しかし、人の評価でしか自分の価値を実感できなくなった人は、いつしか人に認めてもらうためだけに行動するようになってしまいます。
 
 
もしあなたがそのような節があるのであれば、例えば「大手企業への就職=社会的に成功したと認められる」という考えがあるのであれば、今すぐに考え直してみてください。
 
 
他者の期待を満たすことと、自分の願望を満たすことは、一瞬似ているように見えますが全く異なるものです。
 
 
自分の願望を満たすことで初めて、自分の人生を生きることが出来ます。
 
 
他の人の承認を満たして得られる人生は、他人の人生です。
 
 
とはいえ、今のままでは感じずにはいられない上記の劣等感や承認欲求には、どのように対処していけばいいのでしょうか。
 
 
劣等感は誰しもが抱く強い感情であるものの、うまく利用すれば自分の成長への原動力として使うことができます。
 
 
就活においても応用できるので、以下でその方法を紹介いたします。
 
 

課題の分離

Alfred Adler
 
他の人との比較により感じられる劣等感は、自分で対処することが可能です。
 
 
ここで自己啓発の父とも呼ばれる、アルフレッド・アドラーの方法をご紹介します。
 

アルフレッド・アドラー(Alfred Adler、ドイツ語発音: [alfreːt aːdlɐ](アルフレート・アードラー)、1870年2月7日 – 1937年5月28日)は、オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。
(引用元)Wikipedia

 
『幸せな劣等感: アドラー心理学〈実践編〉』


 

自分の課題と他人の課題に分けて考える

ルール1:他人の課題には足を踏み入れない

ルール2:自分の課題に他人を介入させない

 
 
課題の分離とは、問題や課題を目の前にして、
「この課題を乗り越え、その責任を負うのは誰か?」ということを考え、
 
 
それが自分が負うべきであれば「自分の課題」
それが他人が負うべきであれば「他人の課題」

 
 
という具合に仕分けることです。
 
 
就活で考える上で、ルールが2つあります。
 
 
※他人の課題には足を踏み入れない(ルール1)
 
例えば、有名商社に入社することはあなたの課題ですか?
もしそれが「他人の課題」であれば、その課題には介入しないようにします。
 
 
あくまで自分の課題だと思うものだけに向き合うのです。
 
 
※自分の課題に他人を介入させない(ルール2)
 
例えば、「親に広告業界への就職は反対されたから、広告業界は諦める」といった場合です。
「批判されること」と「あなたがそれをやめること」の間には、一見論理性があるように見えますが、実はそれって他者の意見や批判をいいことに、自分の課題を考えることを放棄したことになっています。
 
 
アドラーの考えでは、
「批判する」のは「他者の課題」で、「課題と距離を置く」ことは「自分の課題」なのです。
 
 
つまり、人からどう批判されたところで、それはあくまで他人の課題。
 
 
他者が自分の課題に足を踏み入れることもまた、許してはいけないのです。
 
 
このように判断していくと、自分が無駄に劣等感を感じていたポイント、自分が本当に考えなければならない「自分の課題」が少しずつはっきりしてきます。
 
 

自分の課題に向き合うポイント

 
判断に迷った場合の注意点として、自分で考えることを放棄しないようにしてください。
 
 
自分の信じる最善の道を選ぶことこそが、自分の課題に向き合うための唯一の方法です。
 
 
自分の課題について自信を失ったとき、他人が自分の課題について干渉してくると、ついそれを信じてしまいがちです。
 
 
しかし、それはあくまで「他人の信じる」最善であり、自分で考えた最善ではありません。
 
 
他人の意見はすべて無視すべき、ということではもちろんありません。
ですが、「自分の課題」について最終的な判断を下す際、必ず自分の信じる選択をしなければなりません。
 
 
そして、自分の信じる選択肢を進めば、絶対に後悔することはありません。
 
 

アドラー心理学を本で学ぶ

 
上記の考え方は、文庫本程度のアドラー心理学でサクッとエッセンスを学ぶことが出来ます。
 
 
大手病に限らず、就活で選択に悩んだ時に「人と比べてしまう」ことや、それにより正しい選択が分からなくなる時、
頼れる指針になるはずです。

 
 
『幸せな劣等感: アドラー心理学〈実践編〉』


 
 
しっかり読みたい方は、『嫌われる勇気』がオススメです。(内容的にはこちらの方が詳しいです)
 
『嫌われる勇気』


 
 

大手病をプロに相談する

 
大手病そのものを就活のプロに相談したい、もしくは大手以外を受ける決意ができたがどんな企業が自分に合っているか分からないという場合、
就職エージェントを利用して相談すると良いです。
 
 
キャリアチケットなど、幅広い求人と充実した選考対策で人気のサービスですが、他にも多くのエージェントがあるので検討してみてください。
 

 
 

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大手病の治し方とアドラー心理学まとめ

 

    大手病になる理由

  • ①プライドが邪魔している
  • ②他の人の評価を気にしている
  • 「現在の自分」を主軸に考え、承認欲求を捨てること

 

    承認欲求の捨て方
    課題の分離

  • 他人に課題には介入しない
  • 自分の課題には他人を介入させない

 
最後に劣等感、他人からの承認についての名言をご紹介します。
これを読んだ方の就活観が、少しでもより良いものになれば幸いです。
 
 

「健全な劣等感とは、他者との比較ではなく、理想の自分との比較から生まれるものだ」
 -アルフレッド・アドラー-

 

「人からの承認は意味をなさない」
 -スティーブ・ジョブズ-

 

 

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この記事を書いた人
myportfolio
Yoshiro K

 

  • 経歴:早稲田大学卒業
  • 活動:就活アドバイザー・プログラマー
  • 自分が学んだ経験、また後悔を、次世代に伝えます。
    就活に役立つ情報や悩みを解消できる記事を書いておりますので、
    是非他の記事もご覧ください。
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