こんにちは、Yoshiroです。
今回はブログ収益化で肝となる、「広告の成約の流れ」について考えていきましょう。
まずは、以下のケーススタディを読んでみてください。
今回は、数学専攻の私が、あえて収益の要素を詳しく数式化し、
最終的にどうやって対策をしていけばいいのか、数学的な観点からお伝えしようと思います。
収益化の基本
ここで、500円という収益が生まれましたが、1件の収益に着目して、月々の収益を求めてみることにしましょう。
Aさんのブログには全部でn個の広告があり、i番目の広告がもたらす収益(i)は、
で求められます。
今回、n = 2 とします。
広告単価(i)は、広告により異なります。例えば、
i = 1 はレストラン予約で、広告単価(1) = 200円/件
i = 2 はWifi契約で、広告単価(2) = 1,500円/件
のような感じです。
また、成約した件数(i)も、広告により違いますよね。
i = 1 はレストラン予約はよく成約し、成約した件数(1) = 9件/月
i = 2 はWifi契約はなかなか難しくて、成約した件数(2) = 1件/月
みたいな感じです。
これにより、
i = 1 のレストラン予約は、
収益(1) = 200 × 9 = 1,800円/月
i = 2 のWifi契約は、
収益(2) = 1,500 × 1 = 1,500円/月
となり、
全体の収益は、
・・・それはそうなんですが、これだけ見ても、何を頑張ればいいのかわかりませんね。
月の収益の合計は、それぞれの収益1件ずつの合計なのは当然です。
ただここでわかる大事なことは、
全体の収益を増やすには
- 成約数 CV(conversion)を上げる
- 広告単価 CPC(Cost Per Click)を上げる
のどちらか(もしくはどちらも)が必要である
ということです。
数式により収益要素を分解
ここで、数学先生の登場です。
成約数(CV)ってなんでしょう?
「ブログを見た人」が「広告をぽちっと見た後、応募した数」、それがCVです。
つまり成約数(CV)は、
CV = (広告がクリックされ読まれる回数) × CVR’
と分解できます。
通常CVR(Conversiton rate)は、「成約数をPVやセッション数で割った値」です。一方こちらのCVR’は、「成約数を広告をクリックして読んだ人の数で割った値」です。
ですが、基本的にどちらでも同じとします(大抵PVはクリック数と比例するためです)(CVR’の方が精緻に測れるのに、マーケティングの数学は謎です・・・ボソボソ)
話がそれたので、もう一度書きます。
クリック数って?
「広告がクリックされ読まれる回数」は、ブログ記事の広告が目に入り、かつクリックされた回数ですよね。
ですので、
= クリック数
= (ブログ記事を見て広告が目に入った回数) × (広告を目にした人がクリックする割合)
≒ 表示回数 × (クリック数 ÷ 表示回数) (ここが数学的には面白いところ)
= インプレッション × クリック率
= Imp × CTR(Click Through Rate)
記事との関連性があったり、ライティングにより良い誘導が出来ていれば、クリック率は向上します。目に入って「あっ!」と思って、思わずクリックしちゃう率ですね。
改めてCVを書くと、
表示回数Imp(インプレッション)
またImpは、機械的にいくつ表示されたかと数えられますが、
実際に表示されたかと、広告が注意して読まれたかどうかは別問題です。
これは、広告の配置により、0.1秒でスルーされたり最悪認識もされなければ意味がないので、新たにImp’というのものを導入し、
= PV × Attention rate(注目率、として名付けました)
= PV × ATR
「記事を見た回数」 = PV もしくは セッション数 ですね。
改めてCVを書くと、
= PV × ATR × CTR × CVR’
ちなみに、このPVすら細かく分けられ、
PV_sns + PV_seo + PV_direct + …
また、PV_snsも
PV_sns = PV_twitter + PV_instagram + …
と分解できます。
長くなりましたが、収益を一つの式にするとこんな感じになります。
= 単価 × 成約数
= CPC × CV
= CPC × Imp × CTR × CVR’
= CPC × PV × ATR × CTR × CVR’
横文字がうざいので日本語に言い換えると、
この式の怖いところは、
全部掛け算
であるところですね。
つまり、どれかひとつでも0が入ってたら、収益0です。
例えば、
当然、ページビュー0であれば、誰にも読まれていないのですから、誰からも広告を踏まれません。
逆にページビューが1億あっても、誰もクリックする人がいなければ収益は発生しません。
(統計的にさすがにそれは考えにくいですが、10,000PVとかなら全然あり得ますよね!)
誰の目にも止まらないようなところに広告を張っても注目されませんし、
記事と関係ない広告が張られていても、クリックされないでしょう。
逆にこの式が威力を発揮するのは、
どれも0でない限り、どれか一つでも爆発すれば全体が爆発するという点です。
なので、僕の結論としては、
ということです。
ブログが総合力が問われると言われるのはこういうところなんだと思います。
どれか一つでも欠けていると、収益化の掛け算になった時に伸び悩んでしまいます。
それでは、ケーススタディに戻りましょう。
ケーススタディ
覚えていない方のためにもう一度。
この一連の流れに、収益化の掛け算のもとがどこにあるか探していきます。
PV ←SEO対策、SNS流入で
まず、「検索エンジンから見つけたあなたの英会話に関する記事を・・・」
当然ですが、記事を見られない限り収益を生み出すことはできません。
なので、検索エンジンで表示されるための工夫、つまりSEO対策が必要です。
普段何かを調べたりするためにググる時って、検索して最初に出てくる上から1〜5番目くらい、それでもなければ6〜10番目を見て、
場合によっては2ページ目まで見ることもなくはないですが、3ページより先に進むことってそうそうないですよね。
というより、最初の2ページくらいで見つからなければ、
そもそも自分の知りたい情報がない
あるいは
検索ワードが違ったか、、
と思って引き返すor再検索しますよね。
ですので、SEO対策をして、検索結果上位に表示させるようにするのが最初の一歩だと思っています。
ATR ←適切な広告配置
次に、「途中で広告が目に留まります」
のところです。
ここで重要なのは、広告を貼ったとしても目に留まらなかったり無視されたりすると、広告を貼っている意味がないっていうことです。
なので、広告を読者が不快に思わないかつ引き寄せられるような場所に、適切な大きさで、適切な数を配置することが重要です。
CTR ←適切な広告選びとライティングスキル
続いて、「ちょうど自分の気になっていた英会話スクールの・・・」というところですね。
アドセンスでは難しいですが、他のアフィリエイトであれば、広告の内容をある程度コントロール出来ます。
また、広告をクリックしたくなるようなセールスライティングが必要になります。
CVR’ ←基本的に操作できないが、ライティングスキルにより向上可
「今すぐ申し込めば3回無料レッスンが受けられるようです。」
ここは、企業側の努力に任せる感じが強いですが、ここもセールスライティングによっては、企業の商品やキャンペーンが魅力的に見えたり、そうでなくなったりします。
CPC ←広告選び
「アフィリエイト報酬として500円を手にしました。」
一概には言えませんが、高額商品ほど売れづらく広告単価が高く、安い商品ほど売れやすく広告単価が低い、という反比例がありますよね。
自分の売りたい商材がどのようなニーズがあるか、考える必要がありますね。
まとめ ~数式が教えてくれたこと~
- 収益=単価×ページビュー×注目率×クリック率×成約率
- ブログ収益は掛け算であり、一つでも欠けてはならない。
- 満遍なく対策しつつ、自分な得意な分野があればさらにそこを伸ばしていくことが収益に繋がる
読んでいただきありがとうございました!